幻想世界逃避行
好きなものを、好きなだけ語ります
【ネタバレ注意】しらつゆの怪
- 2013/08/04 (Sun)
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しらつゆの怪、2日に届いたのでプレイ感想です~。
攻略順は湊巳、良太、清春、孝臣で、今は千明をやりかけです。
とりあえずプレイしたキャラの感想だけ書きますね!
まず共通ルートをちゃちゃっと進め……説明書にあった順から攻略するつもりだったので湊巳のルートへ。
最初に二回行動しただけで固有ルートにいけるのであっさりしてるもんです。
水の旋律は最初の共通ルートじゃ覚醒度も関係あるし、九艘ルートか一謡ルートになるかが決まるだけで、固定のキャラルートはむしろその後! だからなんだか意外というか…あっけないというか……。
探索パートもまさかの共通ルートにしかありません!! これが一番ショックでした!! 死にたい!!!
逆転裁判のような探偵パートと裁判パートを繰り返す印象を持っていたので、まさかのここだけ!? とかなりびっくり……。これなら「探索パート」なんて名前をつけないでほしかった……(´・ω・`)
まあそんなこんなで湊巳のルートへ。キャラ紹介や序盤で会った時の印象とはだいぶ違います。心配性なのはいいけど、うじうじ具合が……!
思わず「ヤンデレか!」と言いたくなるレベル。こんなメインキャラっぽい子が実はヤンデレ担当だなんて……う、嘘だろーっ!()
あと、ぶっちゃけお前、良太(弟)の方が大事なんじゃない?? と言わんばかりの過保護っぷり。まあこれは良太ルートもやると若干仕方ないかなーって感じはするんですけどね。
でもそんだけ良太良太、だった湊巳がどこで主人公に好意を抱いたのか全く分からんかった……。それは主人公もだけどね!!
最初に見た湊巳エンドはグッドエンドだったので、良太をクリアしてからもう一回プレイしてトゥルーを見ました。でもよく分かんない……。
いちゃいちゃっぷりは半端なかったけどね!! 水の旋律、マイネリーベくらいしかプレイしてない私としてはちょっとびっくりしたけど、まあ大丈夫です。ただ突然すぎたなあとは思いましたけど。
湊巳ルートじゃ全然意味分からなかったので、「まあ全員やれば分かるんじゃね?」と思い次は良太へ。
弟くんです。双子の弟、湊巳の片割れ。この子は最初、かなり常識人で優しい系の子かなあ~と思いきや……。
お 前 も ヤ ン デ レ か 。
ダメだこの兄弟\(^q^)/
しかも部屋での迫りっぷりを思い出すと弟くんの方が性質悪い気がする……希ガス……。
双子ってこともあってだいぶ湊巳が出張ってきます。まあ湊巳が良太を大事にする気持ちはよく分かったよ……半分人間じゃないような自分が、唯一人間である部分を示せる方法、みたいな感じなんだね。良太を大事に想うことで、自分が人間であることを保てる……いや違うかな。自分の人間の部分を残しておける、みたいな??
良太ルートっていうよりは、良太七割、湊巳三割くらいはある気がします。
でも湊巳とは違って、EDが少し解決に向かってる感はあった……かな。
正直このゲーム、一番大事なはずである土地の謎や主人公の血、彼女を蝕む痣、先祖返り三人の血について、っていう部分がほとんど解明されないまま終わります。今のとこ一番ひどいのは清春……。
でも良太のEDはまあ、私は納得いってませんが、とりあえず木札のこととか、お墓の話とかのこともでてきたし。湊巳ルートに比べたらまあ進展のあったEDだと思うような……思わないような……()
ただキャラがぶれぶれじゃないかな~? という気持ちは拭えないですね!
そんなこんなで「ん~?」という気持ちを払拭できないまま清春へ!
ムードメーカーで癒し系なんだろうなあ、と期待していたんですが、ダ メ だ っ た ……!
声が森久保だし花村くんじゃん! と思いながらプレイしてたんですけど、序盤はともかく後半がな……。そして一番気に入らないのはEDですよ!!! なにあれ!!! 何しにあの土地まで行ったのあんたら!!!!!!
何も解決してないっていうか調べてすらいなくない?? 清春はまあ、うん。自覚がないタイプの先祖返りみたいなこと言ってたからさ、ぶっちゃけ進展がそんなに得られないかな~っていう気持ちはあったけど、でもこれは……これは……!!
本当に「二人一緒で幸せならいいじゃん」みたいな感じ。いやいやいやいやいや。あんだけ「痣が広がってきてる」「心臓にまで手を伸ばすような」「毎日眠れない。痛い」とか主人公だって言ってたじゃん。そんな痣がまだ残ったままなわけでしょ?? それなのにお互い両想いだしそれでいっか、みたいな終わりって……両想いなのはEDを迎えるちょっと前から両想いだったじゃん!! お互いがうじうじして「心配かけたくない」「迷惑になる」「危ないことに巻き込みたくない」って言ったりして、進みそうで進まない感じだったから両想い✩ っていう展開にならなかっただけで、気持ちは完全に両想いだったやん!! EDで今更「好きだよ~だからきっと大丈夫✩」ってなんじゃそりゃ。
これなら、何も知らない同士、一緒にあの土地の謎を解いていこう! の方がよかったんじゃない? そうすればもっと色々ストーリーも膨らませられたんじゃ……。
正直、この作品のキャラは個性があるようでなくなってる気がする…と発売前から思ってたんですが、本当にそんな感じで。
発売前は、湊巳といい良太といい孝臣といい、どこか落ち着いてて(大人しめ?)テンションが若干低いような…そんなキャラが多いのかな~って思ってて、だから清春がそんな空気をぶち壊してくれるんじゃね!? という期待があったんですよ。
でも違ったわ。キャラの個性があるようでない、っていう予感はあたってた。みんなうじうじしてるし、ヤンデレっぽいとこあるし、わけわかんない言動も多いし。
でもそれは湊巳と良太と清春って感じですね。孝臣はプレイしたけど今のとこ一番まともだった…気がする。
せっかくの個性をシナリオのせいでぶっ潰されてる感じしかしません。シナリオ誰だこんちくしょう。
次孝臣! ざっくり感想で申し訳ない。
孝臣は言った通り、発売前は大人しくてテンション低くて、お菓子すきとか寝てばかりとかとってつけたような設定しかないのかな? と思ってたんですよ。
でも、シナリオ的には一番まともだった気がします。
湊巳、良太、清春がうじうじしすぎてて、解決どころか進展もしない中、何故か孝臣のルートが一番色々情報が盛り込まれてて……いやまだやってないキャラ残ってるんで分かりませんが。
主人公の保護者キャラ、伸さんとかも、他キャラルートだと「お前を危険な目に合わせたくない」みたいな感じでなんも話してくれないんです。でも、何故か孝臣ルートだとお前は天女の子孫だ、って話をようやくしてくれて。
あと他キャラだと主人公が色々聞こうとしてもはぐらかされたりするんですが、孝臣は心配しつつも主人公を受け止めてくれてる感じがしました。他キャラがうじうじしすぎてたせいなのかもしれませんが、孝臣はだいぶまともに見えました。
お姉さんのことを思う気持ちは未練じゃない、そう言われたことが孝臣の中では大きかったみたいで。その時からすでに主人公を気にかけていたと考えれば孝臣→主人公への恋愛感情も、まあ、納得できなくはないかなーって。
まあうじうじぐだぐだしてないのが一番いいと思いました。
他キャラだと「え、結局どっちなの? どうすればいいの!? つーか突然ナニ!?!?」っていうシーンがかなりあるのですが、孝臣はそうでもなかったので、もしまだやってない人がいたら孝臣はぜひ攻略してほしいです。
一人の問題だから、俺がどうにかするから、っていう感じじゃなくて、一人でどうにかしなきゃ、な主人公をうまく落ち着かせてくれてる感じがします。
別に孝臣好き! ってわけじゃなかったんですが、シナリオでは今のところ一番納得できたのでまあ満足。
ではこっからその他の感想に。
BGM、CG、立ち絵はなかなかのものだと思います。私は水の旋律、マイネリーベ、まああと一応学プリもやったんですが、そこらへんしかやったことがないせいか、この綺麗さには驚きました。水の旋律なんてだいぶスチルに差があって、正直「見れたもんじゃないわ・・・」ってのも多かったんですけど、この作品にはそれがなかったので。これはかなり私の中で高評価でした。スチルくらい見せ場なんだからちゃんと描けよ! って印象もあるので(大変なのは分かってますが…それでお金貰ってるわけだしね^^;)ここまで完成度が高いのは本当に嬉しいです。
CG差分もちゃんと何種類かあるし、もちろん一度見たらいつでも見れるようにしてくれてるし。そのシーンを再生することも可能だし。CGは文句なしのレベル。
立ち絵に関しては、これも綺麗だと思うんですが、よーく見てると首が細長い(特に正面から見た千明)、男の子なのにやけに華奢(CGでは露葉が一緒に写るせいか気にならなかった)で、ここは気になる方もいるかも。でも見慣れます。私は。
榊さんの絵柄自体が好きな方だったので、まあいうほど気にならなかったですね……立ち絵も見てられないようなゲームも存在する中、これはだいぶよい方だと思います。絵柄の好みはもちろんあると思うので、どうしても受け付けない方はやめた方がいいとは思いますが。
BGMはOP,EDを除いて、すごく素敵でした。和風ホラー+恋愛アドベンチャーというテーマにはあっていたほうだと思います。でもOP,EDは個人的に「はぁ?」っていうレベル。特にOPがひどい。あれかっこいいとか言ってる人もいるけど、ホラーもののOPならもっとおどろおどろしい…っていうか、おぞましい感じにしてほしかったなあ。無駄にロックな雰囲気が和風をぶち壊してる気がする……。しかも何言ってるか聞き取れないんだけど、これは私の耳が悪いのかな?(笑)
「あやかしの~」しか聞き取れない。」あやかしの……なんて言ってるの?? 声??? まあどうでもいいや、って感じでろくに聞いてないですでもこれは発売前から「私の好みじゃないな」と分かってたのでそんな気にしてないです。飛ばせばいいだけだし。
えーっと、あとシステムとか??
今まで好きキャラのみの攻略でいいや、気が向いたら他もやろうだった私は、水の旋律のご丁寧な回収率に「おお…」と思いつつも「こんなん必要か?」と若干思ってました。はい。
私が間違っておりました。
オトメイト、回収率どころかエンドリストがないってなんだおい。
CGの回収率っぽいのはでるけどさ~。16/22、みたいな感じで。でもあの数字いらないよ…手に入れてないCGはそこだけぽっかり空いてるんだから、枚数言われなくても「あ、これ抜けてる~」って分かるわけだし。そんなことよりエンドリスト用意しろやぁ!!
セーブデータもかなり作れるし、履歴(会話ログ)もあるし、履歴の音声も再生可能だし、寧ろ巻き戻すことも可能だし、クイックセーブとクイックロードもあるし。問題はないけど。
エンドリストないだけでこんなにストレスがたまるなんて……なんか「攻略した!」って証がもらえてないみたいで、達成感がないんだよな~(´・ω・`)
これはひどいよ。オトメイトさん。
あと、伝記や百物語でも履歴機能が使えた方が個人的にはよかったです。なんで使えないのか分からない。
あ。そだ。百物語についても。
この作品のテーマだと思ってたんですが、だいぶおまけ感半端ないです。作中で百物語が関係してくる場面なんてほぼ無いに等しいですし、ちょいちょいしかでてきません。でてきても無理矢理感しかしないです。なんでいきなり語りだした?? ってシーンもあります。
基本百物語は伝記と一緒で、プレイしてると自動で入手します。コンティニュー画面から百物語を選択するとみることができます。
一応100個用意されている(らしい)ので、その点は評価できます。まあ百物語なんだから当然、と言われたらその通りなのですが。
でも、全然作品とは関係してないです。百物語にした意味は?? 土地の伝説と何が関係してたの??
しかも全然怖くないし。まあそれも予想はしてたけど。せっかくのいい設定が台無しです。
結構「これ、いい話じゃね?」っていう百物語も多いです。怖くないです。素人が作ったホラーのフリゲとかのほうがよっぽど怖いと思います。
さっきもちらっと言いましたが、探索パート。これかなりひどかったから許せない。
あれパート、じゃないよね。一回しかないのになんで「探索パート」っていうの? 詐欺??
もっと作中で色々調べたりするシーンがあるのかな~ってわくわくしてたから凄いショックだった…フリゲになれてるから、あちこち探索できるとかおもしろそう! って思ってたのに。
あと設定? で気になったとこ。
主人公にタメ口呼び捨て。Amazonレビューでもだいぶ言われてたけど、なんで? これ初対面の人に対する態度じゃないwww
市川っていう名字は必要デシタカー?(・ω・`)
名字呼びからの名前呼び、っていうベタな展開がどれだけ大事か理解しました…あと普通に年上に対して(しかも初対面の相手に!)は敬語くらい使おうな^^
てかさ、ここでもキャラの個性が作れたんじゃない?
たとえば、湊巳と千明あたりは敬語+さん付けでもどこか胡散臭い感じがあるとか(特に千明)
加えて言うなら「市川さん」じゃなくて「露葉さん」呼びとか?
で、良太は若干馴れ馴れしい二人を窘めつつ、ちゃんと敬語で「市川さん」って呼ぶ。
清春は完全に馴れ馴れしくて「露葉ちゃん」とか言っちゃう。これは露葉が年上って知らずに言っちゃって、年上って気づいて素直に謝ってさ。悪気も一切ないから露葉も気にしない感じ。気を付けようとはしてるけどなかなかうまく敬語にならなくて、露葉が思わず笑っちゃう→無理しなくていいよ、の流れとか。
孝臣は完全気を付けるつもりがない、ってスタンス(笑)完全タメ口呼び捨てとか?
あるいは寝ぼけてる時だけそうなる、とか。
これだけでも十分個性出ると思うんだけど…ベタですかね。
でもいきなりの呼び捨てため口の流れよりはずっと自然じゃね? 名字の活用もできるしw
あと、神社(?)から出れない→神社を探索していくっていう流れでストーリーが進むと思ってたので、
百物語を始める、神社に閉じ込められる、探索をしていく、行き止まり、百物語の続きをする、探索できる場所が増える…みたいな感じで、百物語と探索パートをもっと前面に押し出したらよかったんじゃないかな?
百物語がテーマなんだから、百物語を終わらせないとそこから出れない、っていう謎ルールでもよかったと思うし、百物語をすることによって少しずつ先に進めて、探索をしていくと色んな謎が解けて……とかどうだろう。
百物語は好感度が高いキャラが中心とかで、そうすればルートによって違う百物語が聞けるから、「またこの話ぃ……?」っていうのがなくなると思う。
100個もあるから各キャラに振り分けても十分足りる気がするし……。
正直、土地で異変が起きて、でもそれぞれ自分の家に帰っちゃうっていうのがなんかな~って思ったので、だったらよくある「帰れない状況にしちゃえばいいじゃん!」という発想からです。閉じ込められて出れなければ、出るために探索を続けるしかないし。
そのためには、やっぱり高2設定にして夏休みの話にしてほしかったなー。あれ、夏休みの終わりから始まって10月後半くらいまでのお話にする必要、あった??
ぶっちゃけこれも気に入らない点の一つだったんだけど、高校三年で受験控えてたら、指定校とかの推薦か、エスカレーター式の学校じゃない限り絶対あんなに余裕ないですよ?? 受験生舐めてるの??
真面目にやってないならともかく、本気で受験考えてたらあんなに余裕も時間もないって。物理的に。毎日塾の自習室とかでしょ?? 普通はさ。
そうなったらあんなに頻繁に会えるわけないし。あんなだらだらした余裕があるはずない。ストレスで「ああぁああぁぁ」ってなっててもおかしくないって(苦笑)
だからめっちゃ違和感というか…高校三年にする必要なくない?
あと男子は人間関係さばさばしてる印象はあるけど、同時に面倒くさがりな印象もあるから、学校が違ったらあんなにしょっちゅう一緒に集まる、なんてことはない気がする……。
主人公を専門学校一年生にした理由も分からないなー。まあこれは別にいいんだけど、このシナリオだったら同い年とかにした方がよかったんじゃない??
それなら初対面タメ口でも別にいいかな~って思うし。
でも個人的には、ありがちでもいいからやっぱりシナリオどうにかしてほしかったな…。
全員幼馴染設定で(一人くらい例外いてもいいけど)、昔、小さい頃一緒にあの祠のあたりに来たことがあって、そこで彼らは肝試しのつもりで「百物語」を始める。しかし百物語を始めた途端、その場の空気が変わる。異変を感じた彼らは足早に立ち去り、忘れるようにその場所から離れ、その後来ることはなくなってしまう。
けれど湊巳、良太のご両親(片方でも可)が亡くなったことをきっかけに、別荘の方にも訪れて遺品を整理することになった。
そこで、仲がよかった幼馴染も一緒に片付けを手伝う事にし、再び六人はその土地に足を踏み入れることになる。そして、再びあの神社で、やりかけの百物語を再開することになった……とかさ。
なんかね~あれだけのことがあったからこそ家に帰りたい、って気持ちも分かるけど。それじゃあ話進まないからやっぱり閉じ込めて無理矢理にでもあの土地にとどまらせて探索! の方がいいと思うんだよなあ……。
昔百物語したけど、そのせいで露葉が呪われて痣ができてしまって、百物語は途中だったけどみんなはそこから逃げ出す。でも再びその神社に訪れた時、今度こそ捕まってしまって逃げられない状態に。そこで彼らはやりかけの百物語を開始し、謎の神社の探索をしていく!
…っていうのはだめですかね。
しらつゆはぶっちゃけ設定詰め込みすぎで伏線どころか決定的な問題すら解決できてないから、ただの雰囲気ゲーになってしまっているというか……。
でもまたこのキャラでやられるとお話の幅も狭くなるし、後付け感がでそう…という心配もあるので、似たような設定(ホラー+恋愛)で、無理に百物語じゃなくてもいいからまた頑張ってほしいなあと思います。
シナリオはマジ屑でした……。
千明と隠しキャラが残ってるので、そこをクリアしたらこの気持ちがもう少し晴れるといいんだけどな……。
酷評サーセン……。
攻略順は湊巳、良太、清春、孝臣で、今は千明をやりかけです。
とりあえずプレイしたキャラの感想だけ書きますね!
まず共通ルートをちゃちゃっと進め……説明書にあった順から攻略するつもりだったので湊巳のルートへ。
最初に二回行動しただけで固有ルートにいけるのであっさりしてるもんです。
水の旋律は最初の共通ルートじゃ覚醒度も関係あるし、九艘ルートか一謡ルートになるかが決まるだけで、固定のキャラルートはむしろその後! だからなんだか意外というか…あっけないというか……。
探索パートもまさかの共通ルートにしかありません!! これが一番ショックでした!! 死にたい!!!
逆転裁判のような探偵パートと裁判パートを繰り返す印象を持っていたので、まさかのここだけ!? とかなりびっくり……。これなら「探索パート」なんて名前をつけないでほしかった……(´・ω・`)
まあそんなこんなで湊巳のルートへ。キャラ紹介や序盤で会った時の印象とはだいぶ違います。心配性なのはいいけど、うじうじ具合が……!
思わず「ヤンデレか!」と言いたくなるレベル。こんなメインキャラっぽい子が実はヤンデレ担当だなんて……う、嘘だろーっ!()
あと、ぶっちゃけお前、良太(弟)の方が大事なんじゃない?? と言わんばかりの過保護っぷり。まあこれは良太ルートもやると若干仕方ないかなーって感じはするんですけどね。
でもそんだけ良太良太、だった湊巳がどこで主人公に好意を抱いたのか全く分からんかった……。それは主人公もだけどね!!
最初に見た湊巳エンドはグッドエンドだったので、良太をクリアしてからもう一回プレイしてトゥルーを見ました。でもよく分かんない……。
いちゃいちゃっぷりは半端なかったけどね!! 水の旋律、マイネリーベくらいしかプレイしてない私としてはちょっとびっくりしたけど、まあ大丈夫です。ただ突然すぎたなあとは思いましたけど。
湊巳ルートじゃ全然意味分からなかったので、「まあ全員やれば分かるんじゃね?」と思い次は良太へ。
弟くんです。双子の弟、湊巳の片割れ。この子は最初、かなり常識人で優しい系の子かなあ~と思いきや……。
お 前 も ヤ ン デ レ か 。
ダメだこの兄弟\(^q^)/
しかも部屋での迫りっぷりを思い出すと弟くんの方が性質悪い気がする……希ガス……。
双子ってこともあってだいぶ湊巳が出張ってきます。まあ湊巳が良太を大事にする気持ちはよく分かったよ……半分人間じゃないような自分が、唯一人間である部分を示せる方法、みたいな感じなんだね。良太を大事に想うことで、自分が人間であることを保てる……いや違うかな。自分の人間の部分を残しておける、みたいな??
良太ルートっていうよりは、良太七割、湊巳三割くらいはある気がします。
でも湊巳とは違って、EDが少し解決に向かってる感はあった……かな。
正直このゲーム、一番大事なはずである土地の謎や主人公の血、彼女を蝕む痣、先祖返り三人の血について、っていう部分がほとんど解明されないまま終わります。今のとこ一番ひどいのは清春……。
でも良太のEDはまあ、私は納得いってませんが、とりあえず木札のこととか、お墓の話とかのこともでてきたし。湊巳ルートに比べたらまあ進展のあったEDだと思うような……思わないような……()
ただキャラがぶれぶれじゃないかな~? という気持ちは拭えないですね!
そんなこんなで「ん~?」という気持ちを払拭できないまま清春へ!
ムードメーカーで癒し系なんだろうなあ、と期待していたんですが、ダ メ だ っ た ……!
声が森久保だし花村くんじゃん! と思いながらプレイしてたんですけど、序盤はともかく後半がな……。そして一番気に入らないのはEDですよ!!! なにあれ!!! 何しにあの土地まで行ったのあんたら!!!!!!
何も解決してないっていうか調べてすらいなくない?? 清春はまあ、うん。自覚がないタイプの先祖返りみたいなこと言ってたからさ、ぶっちゃけ進展がそんなに得られないかな~っていう気持ちはあったけど、でもこれは……これは……!!
本当に「二人一緒で幸せならいいじゃん」みたいな感じ。いやいやいやいやいや。あんだけ「痣が広がってきてる」「心臓にまで手を伸ばすような」「毎日眠れない。痛い」とか主人公だって言ってたじゃん。そんな痣がまだ残ったままなわけでしょ?? それなのにお互い両想いだしそれでいっか、みたいな終わりって……両想いなのはEDを迎えるちょっと前から両想いだったじゃん!! お互いがうじうじして「心配かけたくない」「迷惑になる」「危ないことに巻き込みたくない」って言ったりして、進みそうで進まない感じだったから両想い✩ っていう展開にならなかっただけで、気持ちは完全に両想いだったやん!! EDで今更「好きだよ~だからきっと大丈夫✩」ってなんじゃそりゃ。
これなら、何も知らない同士、一緒にあの土地の謎を解いていこう! の方がよかったんじゃない? そうすればもっと色々ストーリーも膨らませられたんじゃ……。
正直、この作品のキャラは個性があるようでなくなってる気がする…と発売前から思ってたんですが、本当にそんな感じで。
発売前は、湊巳といい良太といい孝臣といい、どこか落ち着いてて(大人しめ?)テンションが若干低いような…そんなキャラが多いのかな~って思ってて、だから清春がそんな空気をぶち壊してくれるんじゃね!? という期待があったんですよ。
でも違ったわ。キャラの個性があるようでない、っていう予感はあたってた。みんなうじうじしてるし、ヤンデレっぽいとこあるし、わけわかんない言動も多いし。
でもそれは湊巳と良太と清春って感じですね。孝臣はプレイしたけど今のとこ一番まともだった…気がする。
せっかくの個性をシナリオのせいでぶっ潰されてる感じしかしません。シナリオ誰だこんちくしょう。
次孝臣! ざっくり感想で申し訳ない。
孝臣は言った通り、発売前は大人しくてテンション低くて、お菓子すきとか寝てばかりとかとってつけたような設定しかないのかな? と思ってたんですよ。
でも、シナリオ的には一番まともだった気がします。
湊巳、良太、清春がうじうじしすぎてて、解決どころか進展もしない中、何故か孝臣のルートが一番色々情報が盛り込まれてて……いやまだやってないキャラ残ってるんで分かりませんが。
主人公の保護者キャラ、伸さんとかも、他キャラルートだと「お前を危険な目に合わせたくない」みたいな感じでなんも話してくれないんです。でも、何故か孝臣ルートだとお前は天女の子孫だ、って話をようやくしてくれて。
あと他キャラだと主人公が色々聞こうとしてもはぐらかされたりするんですが、孝臣は心配しつつも主人公を受け止めてくれてる感じがしました。他キャラがうじうじしすぎてたせいなのかもしれませんが、孝臣はだいぶまともに見えました。
お姉さんのことを思う気持ちは未練じゃない、そう言われたことが孝臣の中では大きかったみたいで。その時からすでに主人公を気にかけていたと考えれば孝臣→主人公への恋愛感情も、まあ、納得できなくはないかなーって。
まあうじうじぐだぐだしてないのが一番いいと思いました。
他キャラだと「え、結局どっちなの? どうすればいいの!? つーか突然ナニ!?!?」っていうシーンがかなりあるのですが、孝臣はそうでもなかったので、もしまだやってない人がいたら孝臣はぜひ攻略してほしいです。
一人の問題だから、俺がどうにかするから、っていう感じじゃなくて、一人でどうにかしなきゃ、な主人公をうまく落ち着かせてくれてる感じがします。
別に孝臣好き! ってわけじゃなかったんですが、シナリオでは今のところ一番納得できたのでまあ満足。
ではこっからその他の感想に。
BGM、CG、立ち絵はなかなかのものだと思います。私は水の旋律、マイネリーベ、まああと一応学プリもやったんですが、そこらへんしかやったことがないせいか、この綺麗さには驚きました。水の旋律なんてだいぶスチルに差があって、正直「見れたもんじゃないわ・・・」ってのも多かったんですけど、この作品にはそれがなかったので。これはかなり私の中で高評価でした。スチルくらい見せ場なんだからちゃんと描けよ! って印象もあるので(大変なのは分かってますが…それでお金貰ってるわけだしね^^;)ここまで完成度が高いのは本当に嬉しいです。
CG差分もちゃんと何種類かあるし、もちろん一度見たらいつでも見れるようにしてくれてるし。そのシーンを再生することも可能だし。CGは文句なしのレベル。
立ち絵に関しては、これも綺麗だと思うんですが、よーく見てると首が細長い(特に正面から見た千明)、男の子なのにやけに華奢(CGでは露葉が一緒に写るせいか気にならなかった)で、ここは気になる方もいるかも。でも見慣れます。私は。
榊さんの絵柄自体が好きな方だったので、まあいうほど気にならなかったですね……立ち絵も見てられないようなゲームも存在する中、これはだいぶよい方だと思います。絵柄の好みはもちろんあると思うので、どうしても受け付けない方はやめた方がいいとは思いますが。
BGMはOP,EDを除いて、すごく素敵でした。和風ホラー+恋愛アドベンチャーというテーマにはあっていたほうだと思います。でもOP,EDは個人的に「はぁ?」っていうレベル。特にOPがひどい。あれかっこいいとか言ってる人もいるけど、ホラーもののOPならもっとおどろおどろしい…っていうか、おぞましい感じにしてほしかったなあ。無駄にロックな雰囲気が和風をぶち壊してる気がする……。しかも何言ってるか聞き取れないんだけど、これは私の耳が悪いのかな?(笑)
「あやかしの~」しか聞き取れない。」あやかしの……なんて言ってるの?? 声??? まあどうでもいいや、って感じでろくに聞いてないですでもこれは発売前から「私の好みじゃないな」と分かってたのでそんな気にしてないです。飛ばせばいいだけだし。
えーっと、あとシステムとか??
ムカつくのはエンドリストがないことだよね!!!! だよね!!!!!
なにあれー。バッド、グッド、トゥルーってあって、隠しキャラ(隠せてないけど)もいるのに、エンドリストがないってなにさー! 回収率とか用意すべきでしょ!!今まで好きキャラのみの攻略でいいや、気が向いたら他もやろうだった私は、水の旋律のご丁寧な回収率に「おお…」と思いつつも「こんなん必要か?」と若干思ってました。はい。
私が間違っておりました。
オトメイト、回収率どころかエンドリストがないってなんだおい。
CGの回収率っぽいのはでるけどさ~。16/22、みたいな感じで。でもあの数字いらないよ…手に入れてないCGはそこだけぽっかり空いてるんだから、枚数言われなくても「あ、これ抜けてる~」って分かるわけだし。そんなことよりエンドリスト用意しろやぁ!!
セーブデータもかなり作れるし、履歴(会話ログ)もあるし、履歴の音声も再生可能だし、寧ろ巻き戻すことも可能だし、クイックセーブとクイックロードもあるし。問題はないけど。
エンドリストないだけでこんなにストレスがたまるなんて……なんか「攻略した!」って証がもらえてないみたいで、達成感がないんだよな~(´・ω・`)
これはひどいよ。オトメイトさん。
あと、伝記や百物語でも履歴機能が使えた方が個人的にはよかったです。なんで使えないのか分からない。
あ。そだ。百物語についても。
この作品のテーマだと思ってたんですが、だいぶおまけ感半端ないです。作中で百物語が関係してくる場面なんてほぼ無いに等しいですし、ちょいちょいしかでてきません。でてきても無理矢理感しかしないです。なんでいきなり語りだした?? ってシーンもあります。
基本百物語は伝記と一緒で、プレイしてると自動で入手します。コンティニュー画面から百物語を選択するとみることができます。
一応100個用意されている(らしい)ので、その点は評価できます。まあ百物語なんだから当然、と言われたらその通りなのですが。
でも、全然作品とは関係してないです。百物語にした意味は?? 土地の伝説と何が関係してたの??
しかも全然怖くないし。まあそれも予想はしてたけど。せっかくのいい設定が台無しです。
結構「これ、いい話じゃね?」っていう百物語も多いです。怖くないです。素人が作ったホラーのフリゲとかのほうがよっぽど怖いと思います。
さっきもちらっと言いましたが、探索パート。これかなりひどかったから許せない。
あれパート、じゃないよね。一回しかないのになんで「探索パート」っていうの? 詐欺??
もっと作中で色々調べたりするシーンがあるのかな~ってわくわくしてたから凄いショックだった…フリゲになれてるから、あちこち探索できるとかおもしろそう! って思ってたのに。
あと設定? で気になったとこ。
主人公にタメ口呼び捨て。Amazonレビューでもだいぶ言われてたけど、なんで? これ初対面の人に対する態度じゃないwww
市川っていう名字は必要デシタカー?(・ω・`)
名字呼びからの名前呼び、っていうベタな展開がどれだけ大事か理解しました…あと普通に年上に対して(しかも初対面の相手に!)は敬語くらい使おうな^^
てかさ、ここでもキャラの個性が作れたんじゃない?
たとえば、湊巳と千明あたりは敬語+さん付けでもどこか胡散臭い感じがあるとか(特に千明)
加えて言うなら「市川さん」じゃなくて「露葉さん」呼びとか?
で、良太は若干馴れ馴れしい二人を窘めつつ、ちゃんと敬語で「市川さん」って呼ぶ。
清春は完全に馴れ馴れしくて「露葉ちゃん」とか言っちゃう。これは露葉が年上って知らずに言っちゃって、年上って気づいて素直に謝ってさ。悪気も一切ないから露葉も気にしない感じ。気を付けようとはしてるけどなかなかうまく敬語にならなくて、露葉が思わず笑っちゃう→無理しなくていいよ、の流れとか。
孝臣は完全気を付けるつもりがない、ってスタンス(笑)完全タメ口呼び捨てとか?
あるいは寝ぼけてる時だけそうなる、とか。
これだけでも十分個性出ると思うんだけど…ベタですかね。
でもいきなりの呼び捨てため口の流れよりはずっと自然じゃね? 名字の活用もできるしw
あと、神社(?)から出れない→神社を探索していくっていう流れでストーリーが進むと思ってたので、
百物語を始める、神社に閉じ込められる、探索をしていく、行き止まり、百物語の続きをする、探索できる場所が増える…みたいな感じで、百物語と探索パートをもっと前面に押し出したらよかったんじゃないかな?
百物語がテーマなんだから、百物語を終わらせないとそこから出れない、っていう謎ルールでもよかったと思うし、百物語をすることによって少しずつ先に進めて、探索をしていくと色んな謎が解けて……とかどうだろう。
百物語は好感度が高いキャラが中心とかで、そうすればルートによって違う百物語が聞けるから、「またこの話ぃ……?」っていうのがなくなると思う。
100個もあるから各キャラに振り分けても十分足りる気がするし……。
正直、土地で異変が起きて、でもそれぞれ自分の家に帰っちゃうっていうのがなんかな~って思ったので、だったらよくある「帰れない状況にしちゃえばいいじゃん!」という発想からです。閉じ込められて出れなければ、出るために探索を続けるしかないし。
そのためには、やっぱり高2設定にして夏休みの話にしてほしかったなー。あれ、夏休みの終わりから始まって10月後半くらいまでのお話にする必要、あった??
ぶっちゃけこれも気に入らない点の一つだったんだけど、高校三年で受験控えてたら、指定校とかの推薦か、エスカレーター式の学校じゃない限り絶対あんなに余裕ないですよ?? 受験生舐めてるの??
真面目にやってないならともかく、本気で受験考えてたらあんなに余裕も時間もないって。物理的に。毎日塾の自習室とかでしょ?? 普通はさ。
そうなったらあんなに頻繁に会えるわけないし。あんなだらだらした余裕があるはずない。ストレスで「ああぁああぁぁ」ってなっててもおかしくないって(苦笑)
だからめっちゃ違和感というか…高校三年にする必要なくない?
あと男子は人間関係さばさばしてる印象はあるけど、同時に面倒くさがりな印象もあるから、学校が違ったらあんなにしょっちゅう一緒に集まる、なんてことはない気がする……。
主人公を専門学校一年生にした理由も分からないなー。まあこれは別にいいんだけど、このシナリオだったら同い年とかにした方がよかったんじゃない??
それなら初対面タメ口でも別にいいかな~って思うし。
でも個人的には、ありがちでもいいからやっぱりシナリオどうにかしてほしかったな…。
全員幼馴染設定で(一人くらい例外いてもいいけど)、昔、小さい頃一緒にあの祠のあたりに来たことがあって、そこで彼らは肝試しのつもりで「百物語」を始める。しかし百物語を始めた途端、その場の空気が変わる。異変を感じた彼らは足早に立ち去り、忘れるようにその場所から離れ、その後来ることはなくなってしまう。
けれど湊巳、良太のご両親(片方でも可)が亡くなったことをきっかけに、別荘の方にも訪れて遺品を整理することになった。
そこで、仲がよかった幼馴染も一緒に片付けを手伝う事にし、再び六人はその土地に足を踏み入れることになる。そして、再びあの神社で、やりかけの百物語を再開することになった……とかさ。
なんかね~あれだけのことがあったからこそ家に帰りたい、って気持ちも分かるけど。それじゃあ話進まないからやっぱり閉じ込めて無理矢理にでもあの土地にとどまらせて探索! の方がいいと思うんだよなあ……。
昔百物語したけど、そのせいで露葉が呪われて痣ができてしまって、百物語は途中だったけどみんなはそこから逃げ出す。でも再びその神社に訪れた時、今度こそ捕まってしまって逃げられない状態に。そこで彼らはやりかけの百物語を開始し、謎の神社の探索をしていく!
…っていうのはだめですかね。
しらつゆはぶっちゃけ設定詰め込みすぎで伏線どころか決定的な問題すら解決できてないから、ただの雰囲気ゲーになってしまっているというか……。
でもまたこのキャラでやられるとお話の幅も狭くなるし、後付け感がでそう…という心配もあるので、似たような設定(ホラー+恋愛)で、無理に百物語じゃなくてもいいからまた頑張ってほしいなあと思います。
シナリオはマジ屑でした……。
千明と隠しキャラが残ってるので、そこをクリアしたらこの気持ちがもう少し晴れるといいんだけどな……。
酷評サーセン……。
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